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ウルトラマンは人類を救う正義の味方。
すげー、かっこいい、と単純に喜び、自分もそうなりたいと
ウルトラマンごっごで遊んでいた記憶がある。
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当時、ふと思ったことがある。
ウルトラマンと怪獣の戦いが始まると、それまで怪獣が暴れていた以上に
互いの武器やとっくみ合いで街がどんどん破壊される光景に
あんなに街を壊していいのか?
そこにいる人たちは、、、これはダメなんじゃないか?
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困っている人を助け、悪を退治するのは痛快で、
まさに正義の味方ではあるのだが、戦闘が終わったあとの街はどうするんだろ?
せめて山の中でやればいいのに、(実際は山の中でもよろしくないのだが 笑)
ウルトラマンを叱る人はいないのか?
と漫画の世界を馬鹿馬鹿しくも真剣に考えた優しい心をもった可愛い子であった。 ぷ

自然の猛威によって破壊された街、
窮地に立たされた人たちを救うボランティア。
助けられる側からすればまさに現代のリアルヒーローだ。
正義の味方は、感謝されることはあっても非難されることはほとんどない。

ボランティアは自らの意思で奉仕すること。
社会の隙間、見落としがちな穴を埋めること。
そこに被災者がいて、そこにニーズがある以上、
それに応えるのがボランティア。
時として困難な状況に立ち向かうこともあるのだが、
ウルトラマンでもヒーローでもない。

酸っぱいことを言われないのは、恩を受けた側が言えないからか、
問題があっても行為が素晴らしいことであるから、気が引けるのか。
こちらが聞こえないのか、聞こうとしないからか。
それとも何もないからなのか。
そんな風に考えたことがあるだろうか。

誰もが純粋な志願者であればこそ、心地いい称賛に甘えるのではなく、
周囲を見渡し、冷静に自らを振り返らなければ、妙な使命感に引きずられ
身勝手な落とし穴に嵌ってしまうだろう。

ウルトラマンの活動限界は3分だが、ボランティアは違う。
必要なのは不都合なシステムの改善であり、有効となる法の改正ではあるが、
感情だけで地域の事情やお門違いによって、あるべきルールを捻じ曲げてはいけない。

先駆的なことをするには、型に嵌ってはできないが、
自重と謙虚さ、節度をもって向き合う。
それも災害ボランティアだ。
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