自分らができること


東日本大震災で被害に遭われた地域において
特に福島県は東京電力福島第一原子力発電所事故による
影響は計り知れないものがある。

当時、生まれた子は4歳に
小学2年は6年生、中学1年は高校生
高校1年は大学、もしくは社会人へ 
それが4年という月日

楽しいはずの子供時代に外で遊びを十分にできないという異常事態
ふざけた話だ

子どたちには何の罪もない

大人として、できること
次世代を担う子供たちに希望のある未来を残していくことではないだろうか

子供時代の記憶
仲間と秘密基地を作ったり、銛をもって川に潜ったり
綺麗だったか汚れていたかなんて関係ない
夏には朝から森にカブトムシを採りにいったり
特に小学生時代は、勉強なんてそっちのけで笑えるほど遊んだもんだ

ひとりひとりが経験する貴重な時間
そんな思い出

大きく変わった生活環境は想像はできても自分のこととしての実感はない
きっと多くの人が感じていることかもしれない

無理に自分のこととして置き換える必要はないのかもしれない


あの日の避難所のことは今でも覚えている

悲壮感の漂う多くの大人たちの中に
子供たちの笑顔があった

なんだか嬉しかった
救われた気がした

できることなんて、ちっぽけなことかもしれない
それでもがんばろうと思った


子供には何の責任もない
オレたち大人の責任だ