山元町へ入って、気になったもの
甚大な被害を受けた被災地では、粛々と進められている大規模開発だが
ここ山元町もそのひとつ
中でも建設中の常磐線が目につく

常磐線は東京都荒川区の日暮里駅から宮城県岩沼市の岩沼駅を結ぶおよそ350kmの
JR東日本の鉄道路線
被災して運休している常磐線相馬(福島県相馬市)-浜吉田(宮城県亘理町)間の復旧工事を
2014年5月7日に着工
事業費約400億円ともいわれる復旧工事は
福島県新地町と宮城県山元町が市街地の一部を陸側に移すまちづくり計画案を作成したことと
津波被害の再発を防止するために軌道の一部にあたる両町を通る延長14.6kmの新ルートを計画し
両町のまちづくり計画案に合わせて、新地、坂元、山下の3駅を陸側に移設することになったらしい
IMG_6427

ほどなくして、震災遺構「旧中浜小学校」が見えてきた
ふじ幼稚園の園児、常磐山元自動車学校の職員、教習生など多くの犠牲者を出したこの地域の中で
屋上に避難し、奇跡的に難を逃れた場所
ひっそり、そしてはっきりと津波の爪痕を残している
IMG_6434IMG_6436IMG_6446IMG_6439IMG_6449IMG_6445
山下駅へ
駅舎は既に取り壊され、残っているのは公衆トイレのみ
聞けば2013年1月15日には解体工事が始まったそうだ
IMG_6450IMG_6451IMG_6457
-----------------------------------------------------
2012.3.31撮影
31_ 00131_ 002740_original31_ 01831_ 02031_ 02131_ 02231_ 023676_original
-----------------------------------------------------
ふと、周辺を見渡すと「みんなの写真館」が
IMG_6462

IMG_6461IMG_6463IMG_6467IMG_6469IMG_6472IMG_6473
ここには、震災から撮影された数々の写真が展示されていた
この町の被害の様子から復興に向けた軌跡が辿れる

車中から新たなまちづくりの一角を眺めながら山元町を後にした
IMG_6475IMG_6476IMG_6477



二日に亘って岩手、宮城を巡った
たった二日間だったが、自分にとっては貴重な時間となった

時は間違いなく刻んでいる
しかし、周りもメディアもその切り取った一部、点でしか見ていない
自分たちも一年のうちの数回の一部しか見れていない
何も見ていないのに等しい

点として見ることによって、変わる様はより分かるかもしれないが
違いが分かったところで

「ああ、復興してるんだな」

「まだなんだな」

くらいの話だ

被災地はあの日からずっと続いている
点ではない線として延々とこれかも続く


復興とは何だろう


これから五年目が始まる
遠く、まだ見えないそのゴールに向かって

先は長い




きっと、これからも自分は通い続けることになるだろう


いいだろ? 東北






被害状況(リンク先は市町村公式サイト)
  ・岩手県陸前高田市(リンク
  ・宮城県気仙沼市(リンク
  ・宮城県南三陸町(リンク
  ・宮城県女川町(リンク
  ・宮城県石巻市(リンク
  ・宮城県名取市(リンク
  ・宮城県亘理郡山元町(リンク