ある意味、振り返りの旅にもなった東北への1泊3日


かつて何度となく通ったところ

記憶の中では見慣れた景色であるはずのその場所は一変していた


全てが埋め尽くされようとしているその場所は

復興への時を確実に刻んでいる


期待と不安

嬉しさと切なさ

喜びと虚しさ


いろんな思いが込み上げてくる

何故か涙が出そうになった




初めての地

“その時”を見ていない自分は、何がどう変わったのか分からない

知っている他の場所と同じような光景があったはず


 ああ、きっとここはこうだったんだろうな


そんな風に思いながら走る車窓から眺めていた

写真や映像では感じることができない雰囲気、空気

その当時を見ていない自分には今さら“その時”を知る術はない


言葉ではうまく表現できない


五感には違いないが

頭で考えるより、肌で感ずる何か

自分がその地に立つことの意味



今からでも遅くない

全てが埋め尽くされてしまう前に

一度でも足を運んでほしい

行ったことがない人も過去に訪れたことがある人も


これから先の人に伝えることができるのは

その場所を知っているものしかいない



それはきっと大切なことのような気がする








takata
ここが何処だか分かりますか?